患者との会話を弾ませるために知っておきたいポイント

会話を弾ませるコツ

会話を弾ませるコツ

病気やケガで精神的に落ち込んでいる患者にとって、看護師との何気ない会話は気持ちを前向きにするために大切なものであり、看護師にとっても患者と信頼関係を築くために必要なものです。しかし、常に会話が弾むとは限りません。会話が続かず気まずい雰囲気になる場合もあります。そうならないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

相手の話を聞く時は笑顔で

相手の話を聞く時は笑顔で

お互いに緊張していると打ち解けて会話はできません。まずは患者が緊張しないように、リラックスして話せる雰囲気を作っていきます。患者が話している時は相手の目を見て笑顔で聞くようにしましょう。話の内容に合わせて相づちを打ったり、感想を伝えたりなど「聞き上手」になることを心がけましょう。

話題はいくつか用意しておく

話題はいくつか用意しておく

会話が上手な人は話題を見つけるのが上手な人でもあります。会話が続かない原因は話題が何もない、ということも考えられるため、あらかじめいくつか話題を用意しておくと「何を話したらいいのか分からない」といったことにはなりません。会話を弾ませる話題はたくさんありますが、盛り上がりやすいのは共通の話題です。特に天気や地域の話題は相手を選ばず誰とでも話しやすいため、会話のきっかけとして最適です。また、テレビをよく見ている患者には、ニュースやスポーツといった時事ネタもおすすめです。参考例として、共通の話題をきっかけとした会話の広げ方を紹介します。
【天気の話題】
世間話の代名詞ともいえる天気の話題は年齢や性別を問わず話しやすい話題です。「今日はいつもよりも寒いですね」「午後から雨が降るそうですよ」といった情報に医療知識をプラスすると会話をさらに広げられます。例えば、「朝晩の冷え込みが厳しくなってきているせいか喘息の患者が増えてきています」や「今日は暑いからいつもよりも水分を多くとってくださいね」などのように天気に絡んだ情報を会話に添えると、会話のバリエーションも増えますし、病気の予防にもなります。
【地域の話題】
個人で開業しているクリニックなどは地域に密着しているため、「もうすぐ夏まつりがありますね」「そろそろ運動会シーズンになりますね」といったようにその地域ならではの話題も会話が弾むきっかけになりやすいです。また、地域の話題は患者の方が詳しいため、積極的に会話を展開してくれる場合もあります。

会話が途切れないように工夫する

会話が途切れないように工夫する

「はい」や「いいえ」で終わってしまうような質問はそこで会話が途切れてしまいます。会話を続けるためには、その後に一言、その内容について何かしらの言葉を添えるといいでしょう。
患者が積極的に会話するタイプなのか、あまり自分からは話さないタイプなのか、など患者のタイプによって質問の仕方を変えるなどの工夫も必要です。

コミュニケーションのコツを紹介

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