コミュニケーションが苦手な人に役立つ克服法
コミュニケーションが不足すると医療事故につながる可能性が高まります。それを防ぐためにも日頃から意識して患者と接するように心がけましょう。コミュニケーションのひとつとして患者と積極的に会話している人もいますが、あまり親しくない相手に積極的に話しかけられても気まずくなるだけです。まずは信頼関係を築くところからはじめ、それから会話を弾ませることを意識するべきです。会話をするときは姿勢や立ち位置にも注意しましょう。
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心の距離を縮める会話術
医療事故につながらないように、普段からコミュニケーションをとって患者さんの状態を把握しておきましょう。しかし、心を開いていない相手に積極的に話しかけられたとしてもかえって警戒してしまうだけです。まずは対人関係の基本でもあるあいさつからはじめ、信頼関係を築くことを心がけましょう。患者の名前を覚えて話しかけるのも有効です。名前を呼ばれると個人として認識されていると感じるため、前よりも心を開いてくれるようになります。
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コミュニケーション力を劇的にアップ!
患者とコミュニケーションをとる時に押さえておきたいポイントをまとめています。手を置く位置によっては拒否されていると感じてしまうため、相手が心を開きやすくなるようにまずは開放的な姿勢で接するようにしましょう。また、目線を合わせることで好意のシグナルも伝わるため、なるべく相手の目を見て笑顔で話すようにしましょう。ただし、社会的に権力のある人や高齢者は目線にも敏感なため、目線の高さにも注意が必要です。
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話を聞く時の立ち位置もポイント
人にはそれぞれパーソナルスペースがあるため、あまり距離が近いとかえって不快に感じてしまいます。ある程度距離をとって接するようにしましょう。不快だと感じる距離は個人差があるため、一概に「○○m離れて」とはいえません。臨機応変に対応していきましょう。また、話す時の位置も重要です。真正面はプレッシャーを与えてしまうため、あまりいい位置とはいえません。相手の表情が見やすい斜め45度や90度がいいでしょう。目線が直接合わないため、お互いにリラックスできます。
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会話を弾ませるコツ
患者と信頼関係を築くには会話を重ねることが大切ですが、会話が続かず気まずい雰囲気になることもありますので、そうならないようにあらかじめ話題を準備しておきましょう。天気や地域の話題は誰が相手でも盛り上がります。会話のきっかけとして利用してみてください。ただし、「今日は寒い」と一言伝えるだけではすぐに会話が終わってしまうため、「寒いから喘息の患者が増えています」など医療知識をプラスしてみましょう。会話のバリエーションが増えるため、話が広がりやすくなります。
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