患者がリラックスできる立ち位置で話そう

話を聞く時の立ち位置もポイント

話を聞く時の立ち位置もポイント

人にはそれぞれパーソナルスペースがあります。不快に感じる位置や距離は個人差があるため、「絶対にこうしなければならない」というものはありません。しかし、リラックスした状態でコミュニケーションをとるためには、適正な位置と距離を把握したうえで、臨機応変に対応することが必要です。

立ち位置も重要

立ち位置も重要

何気なく患者の側で話しているかもしれませんが、立ち位置によっては相手に緊張や圧迫感を与えてしまうことがあります。会話のテクニックだけではなく立ち位置にも注意しながら患者とコミュニケーションをとっていきましょう。
「真正面」は、真剣な話をする場面で用いられることが多い位置です。相手に指示や命令を出す時も真正面にくることが多いため、プレッシャーを与えやすい位置です。真正面はできるだけ避けた方がいいでしょう。親密度が増すのは「真横」です。ただし、表情が見えにくく距離も近いため、相手によっては不快に感じることがあります。お互いにリラックスできるのが「斜め45度や90度」です。目線が直接合わないため、お互いにリラックスした雰囲気で会話できます。また、真横とは違い表情や態度が察しやすいため、相手の本心も把握しやすくなります。

適正な距離とは?

適正な距離とは?

初対面など相手とあまり親しい間柄ではない場合、必要以上に距離を縮めるとパーソナルスペースに侵入されたと感じ、不快感を抱く可能性があります。むやみに距離を詰めるのではなく、まずは相手の表情が読み取れるぐらいの距離として45cm~120cmほど間隔をあけて接しましょう。

マスク着用時の注意点

マスク着用時の注意点

新型コロナウィルスの流行を受けて、感染予防などの視点からマスクを着用する職場が増えています。しかし、マスクを着用したままだと聞き取りにくいなどのデメリットもあり、コミュニケーションが十分にとれているとはいえない状態です。
マスクをつけたままだとどうしても声がこもってしまいます。はっきりと大きく発声するように心がけましょう。ただし、難聴の患者は大きな声を出しても聞き取れない場合があるため、耳元で話しかけるなど臨機応変に対応しましょう。マスクをつけたままコミュニケーションをとる際のポイントを詳しくまとめているコラムを以下に紹介します。

マスクをつけていると目元しか見えないため表情が読み取りにくくなります。笑顔で対応していても相手には見えていないため、不安や不信感を抱いてしまう場合もあります。なるべく、口元ではなく目元が笑顔になるように意識しましょう。相手の目をしっかり見てアイコンタクトをとるのもいいでしょう。マスクだと表情が伝わりにくいため、身体を患者の方に向けたり、身ぶり手ぶりを交えて会話したりなどボディランゲージをとり入れるとさらに伝わりやすくなります。

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